当院で手術を受けられる患者さんを対象に行っております。
痛みの種類には、急性の単純な痛み、慢性でこじれてしまった痛み、気持ちに関連する痛み、またこれらのものが混じり合った痛みなど多種多様で、原因不明のこともあるのですが、「痛い」状態が長期化すると快適な生活をおくることができません。
薬物療法、神経ブロックなどの方法を用いて、痛みを緩和する治療を行います。対象となる疾患は様々ですが、頭痛、神経痛、関節痛、腰痛、肩こり、帯状疱疹後の痛み、癌性疼痛、幻肢痛、会陰部痛などを扱います。また、顔面神経麻痺、突発性難聴に対する神経ブロックも行います。
痛みに対する治療は、原則としてその開始が早ければ早いほど効果が高いと言われています。痛いという状態が長く続けば続くほど、悪循環が生じて治療が難しくなることが多いのです。
また、その痛みの原因となる疾患を究明し、病状を把握しておくことは重要ですので、必要に応じて、該当診療科の診察を受けていただきます。当科では疾患の診断はいたしません。
痛みというやっかいな状態から少しでも、離脱していただけますよう努力いたします。